ホメオパスは毒を飲まされる危険な方法です!

ホメオパシーとは、水に毒物を混ぜて思いっきり薄めた後で、その希釈水を『砂糖玉にしみこませて』飲ませるという民間療法です。
しかし、ここに大きな問題があります。
まずは以下の引用を読んでください。

http://blog.biken-guide.com/?month=200807

さて、問題です。
これは何だかわかりますか?
(C6H12O5)2 ※数字は小さくして下さい
実はこれ「白砂糖」なんです。
(C6H12O5)2=SUGAR
白砂糖というのは、化学方程式で表せる薬になるのです。
薬だから副作用もありますよね。
美健ガイド社では白砂糖を「白い麻薬」と呼んでいます。

白い麻薬 | Ricoの健康通信

「白い麻薬」と聞いて何を連想しますか?
決してモルヒネやコカイン、大麻などのことではありません。
私が今回お話しするのは、「砂糖」のことです。

有害化学物質の子どもへのダメージ1

また、精製して作られる白糖を、
「白い麻薬」と呼ぶ人もいます。
理由を知ればうなずけるでしょう。
 
(中略)
 
また、白糖は神経伝達にも悪影響を及ぼします。
ロンドンで開かれた世界精神医学国際会議では、
白糖をやめさせると、問題児が問題を起こさなくなった。
という報告がなされました。
「この世から白糖がなくなれば、病気の八割はなくなる」と
言われているほどなのです。
 
その白糖を妊婦が大量摂取すると、
脳水腫や無脳症の子どもが生まれる確立が高まります。
砂糖の影響で子宮の形や大きさが抑制され、
頭蓋骨や脳の発育に悪影響を与えてしまうというわけです。
 
ほかにも、砂糖の大量摂取が妊婦に与える悪影響は、
子宮が収縮する力が減退する、
流産や早産を誘発する、
羊水過少症が起こりやすい、
奇形の発症率が高くなるなど、
さまざまな悪影響が懸念されています。

http://www.mizuho-s.com/santyan109.htm

 「白砂糖は中毒をもたらす薬である。」と真弓定夫先生は断言して、「私は白砂糖というものは(C6H12O5)2という化学方程式で表わせる薬であると考えています。野菜を方程式で表すのは無理です。魚も出来ません。化学方程式で99%表わせるものが、食べものだとはとても思えないのです。」
 「今の子供達がいかに砂糖漬けになっているか。東京のある小学校での2泊3日の修学旅行におけるおやつから白砂糖の量を換算した。その結果、多い子供で600g、平均すると200g。そのほかに料理にも当然砂糖が使われています。今の子どもたちは、知らず知らずのうちに砂糖漬けにされてしまっているのです。200gの砂糖といえば、50年前、私達が子供の頃の年間消費量に匹敵するものです。私達が1年間に摂っていた砂糖を僅か2泊3日の旅行期間におやつだけで摂ってしまっているのです。」
 
(中略)
 
 砂糖の過剰摂取による弊害は、子どもや若い人への悪影響ばかりではありません。痴呆老人患者の80%が甘いもの好きです。


この様にホメオパシーで使用する『砂糖』とは非常に危険な毒物なのです。
そのような毒物を『薬』と称して飲ませるホメオパスがマトモな団体なはずがありません。
ホメオパシーはとてもまともではない、民間療法とも呼べぬ代物です。
みなさん、絶対に信用しないでください。

一応ネタ晴らししとくけど

同じ日に書いておかないと突っ込んでくる馬鹿もいるだろうからなぁ。
上のネタですが、ホメオパシー云々については
http://d.hatena.ne.jp/ohira-y/20100805/1281028248
kikulog
このあたりを見て。
本当はまじめにホメオパシーを突っ込むネタを書いていたんだけど、科学の裏を取るのが大変で書ききれなくて挫折中。私は科学の専門家じゃない一般人だし。(ちょっと書いただけで 3kbyte超えてた……まだ出だししかかけてないのに……)
 
で、このホメオパシーの話を考えてた時。ちょっと前に
謎の化学物質(C6H12O5)2の恐怖 - Not so open-minded that our brains drop out.
と言うネタがあったのをふと思い出しまして(^^;;
これらを混ぜたものです。前述の引用部分も全てこちらを参考にさせていただきました。
 
というわけで、実際に当人たちがやってるかどうかはともかく、『偽科学による詐欺師と馬鹿の共食いが発生している』と言うのを笑ったネタでしかありません。
私はどちらも「偽科学である」と分かっていますので、砂糖の偽科学的な害についての講義は不要です。


砂糖の危険性

まぁ、ただジョークとして浪費するだけでなく、ホメオパシーを調べていた時に見つけた砂糖の危険性を。
なんでもそうですが、特定のものを大量接種すると死ぬ可能性があります。
何の害もなさそうな水でも、水中毒と言う現象が事実あって、人が死ぬこともあります。
水中毒 - Wikipedia
ちょっと前にニュースがあったので、知ってる人も多いでしょう。
 
これと同じく、砂糖も大量摂取すると死ぬ可能性があるようです。
幻影随想: 毒の話1.5―水の致死量10リットルのネタ元を調べる―

ショ糖をはじめ糖類の致死量は、水と違ってどの試薬メーカーのカタログにも普通に出てくる。
別のメーカーではマウスのデータも載せている。
ラット経口投与の半致死量を同様に68キロの人間相当量に換算するならちょうど2kg

つまり、ラットの実験結果からの類推だと、体重 68kg の人間が 2kg の砂糖を一度に摂取したら、半数は死亡すると推測される数字があるのです。
このように、砂糖の大量摂取は確かに危険なのです。
 
常識的に考えて 2 kg も砂糖だけ一度に食えるわけないでしょ!
一部を果糖入りの清涼飲料水で経口摂取するとしても難しいだろ(^^;;
 
そういえば、この手の極端な量を飲めば死ぬってのは、牛乳は害悪だ!と叫んでた連中もやってた記憶。あれも「飲めないだろ!」と言う量を基本にしてた記憶。
ソースが見つからない。
 
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96
おまけでリンク。

砂糖で思いだした話

上のは冗談ですが、砂糖の消費に関して別口で疑問視されている方がいて、その指摘は正しいと感じるものがありました。
それは「料理」に関してです。
と言うわけで、ここは「科学」の話ではありません。上とは景色が違うので注意してくださいね。
 
砂糖……甘味と言うのは、比較的簡単に味を豊かに「見せかけてくれる」と言う効果があるそうです。そのためか、戦後砂糖が比較的安く出回るようになってから、多くの料理に砂糖が使われているのだとか。
そんな現状を疑問に思い、砂糖・みりん抜きでおいしいおかずは本当に作れないのか?と言うのを研究し、それを本にまとめた方がいます。
弓田亨さん。フランス菓子のパティシエです。
私が実際にこの話を知ったのはTVでですが、確かに言い分には一理あると思いました。
味を甘味で『ごまかす』のではなく、素材の持つさまざまな「味」を使って、おいしくするという考え方です。文字通り「味を豊かにする」。
私自身は料理をしないので意味無いですが、この方の料理本にリンク。
Amazon CAPTCHA
 
古い日本では甘味は貴重でした。その頃のおかずが「まずい」わけが無いのに、何故今それを「砂糖」でごまかすようになったのか? と言うのが出発点のようです。
日本人の味覚が昔と変わってきたというのも、確かに砂糖が「味を調える万能薬としてあらゆるところで使われてきた」と考えると、うなづける部分もあると思います。また、そうやって使われたからこそ摂取量が多くなり、当然摂取量が多くなると順当な結果として体調に問題が出てくることもあります。生活習慣病の多くが糖分の過剰摂取から来るのは、確かに実験としてあるなど。化学薬品=危険とか化学式で表せる=危険と言うのは、無知と馬鹿の表明ですけどね。
 
ちょっと外れてきたのでおしまい。
この方の思想を細かく追いかけてはいないのですが、『砂糖』と言うことでちょっと思い出したので、紹介させていただきました。
砂糖・みりん抜きでもおいしい料理は作れる!と言うことでの紹介でした。