百分率の調整問題

この記事に対してコメントを書いたところ、次のような?Bタワーを起こしてしまいました。
出来るだけ元のままをお届けしていますが、id コールのみ b: を頭につけました。
b:id:deztecjp さん、やたらとコール飛ばしてすいません。

vid
『県教委によると、73件の意見のうち、53%が女性教諭に理解を示す意見。34%が校長・教育長への批判、12%が教諭への批判だった』53+34+12=99//b:id:deztecjp さん、%は100になるよう最終調整が必要の突っ込みです。

deztecjp
b:id:vid 意見の実数を計算すると「教諭に理解:校長批判:教諭批判=39:25:9」となります。39+25+9=73 /追記:%では端数が出るので合計が100%にならないのは当然(むしろヘンな数合わせは厳禁)

vid
続き。今回の場合は最大の 53% で調整して 54%+34%+12%=100% と表記する……ってのは、義務教育の統計にあったはず。式だけでこの突っ込みは万人が理解できると考えていたのですが。「1%はどこ?」まで必要だった?

deztecjp
b:id:vid 念のため指導要領解説を見たけど、そうした内容は見あたらず。私は理系大卒ですが初耳。また報道では、必ずしも四捨五入のため云々の記述が入らない。場合によりけりみたいですね。

vid
b:id:deztecjp さん。百分率を扱う場合は「その他か、一番大きな数字で調整」して100に「あわせこむ作業」が必要です。誤差調整をしない場合は「100%にならない場合があります」の断り書きが必要です。

deztecjp
b:id:vid とはいえ、vidさんが何を指摘したかったのかは理解しました。説明ありがとうございます。

百分率ですが、そもそも百分率にした時点で「誤差」が発生しているため、「へんな数合わせ」はともかく「数値調整で100にする」事は問題にはならないかと。「誤差」を許さないのであれば、そもそも生データでよいわけで。
で、これについてですが、私は義務教育中のどこかで習った記憶があって

  • 100 にならない分は、「その他」で調整する
  • 「その他」が無い場合は一番大きなデータに+1 or 一番小さなデータから-1 で調整する

と言う調整方法を覚えています。
これは、「有効桁数」や「誤差の丸め方」とは違う話です。
 
この百分率調整の話ですが、
大阪府/How to 統計グラフ(3) 円グラフ・帯グラフ編
まなぼう統計 / 統計を知ろう・学ぼう / データの特ちょう・変化をとらえよう - 割合を表す - 円グラフ
まなぼう統計 / 統計を知ろう・学ぼう / データの特徴・変化をとらえよう - 割合を表す - 帯グラフ
このように、ちょっと違っていますが行政のページでも発見。
 
これに対して
第1回 構成比についてのお話 - 地域情報設計研究所
こちらのように、「100に調整するのは間違っている」と記述してるのもありますが、百分率の時点で「誤差込み」なのだから、この断言もどーかなーと個人的には思ったり。%からサンプル数が*完全に*再現できる(できなければならない)、という考えが違う気がしてなりません。
 
後、ちょこまかぐぐってみたところ、「誤差の関係で100%になっていません」と言う断り書き付きの統計データもいくつも確認しています。
利用上の注意|厚生労働省
例えばこれ

(2) 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。

こちらに関してはあちこちで見つかりますね。
 
んで。
いくつか見てる中では「社会の円グラフや棒グラフを作るときに」と言うページをちらほら。
習ったのは算数or数学じゃなくて、社会だったのかなぁ……
というわけで、更にいろいろとぐぐってみたところ。

やっぱり算数で、円グラフ・帯グラフで出てきてるっぽい。ただ、指導要綱じゃないところが出所?
てなところで、調査ワードの発想が切れたので、この話題放り投げ!