口蹄疫の影で

口蹄疫についての新聞とかへの愚痴はまた後で。
まずはこちらから

b:id:Sigma:20100518#bookmark-21598145 口蹄疫の影で、西日本での手足口病の春先からの流行という異常事態があるんだが、これも放置するのか? 中国では既に200人以上の幼児が死んでるんだが 2010/05/18

確かにこの話はちょっと前から聞いてたので気にはなってた。
家畜と違い人の子供なわけで、これもまた「後手」にならなきゃとは思った。
というわけで、ニュースなどを調べてみた。

http://www.med.or.jp/kansen/teashi_qa.html
どういう病気かなどのQ&Aはこちらで。

http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050201000274.html

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100517-OYT1T01056.htm

 主に乳幼児の手や足、口内の粘膜に水疱(すいほう)性の発疹(ほっしん)ができる「手足口病」の患者が、3月から急増している。
 全国約3000の小児科医療機関国立感染症研究所に報告している患者数は、8週連続で、同じ手法で調査を始めた2000年以降で同時期の最多となった。5月2日までの1週間は、1機関当たり0・84人で、昨年同期の約8倍に上った。
 手足口病は、大半は軽症で済むが、今年は重症化の恐れがある「EV71」という型のウイルスが報告の8割を占めている。髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあり、感染研は「激しい頭痛や高熱がある時は、すぐに医師の診察を受けてほしい」と呼び掛けている。
(2010年5月17日22時43分 読売新聞)

これは昨日の日付。
で、ちと日付を戻す。4月22日。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100422/scn1004220345000-n1.htm

 ■子供の病気 油断は禁物
 保育園や幼稚園に通う年齢の子供の多くがかかる、通過儀礼のような病気のひとつに、手足口病がある。文字通り手と足と口に小さい水ぶくれのような「発疹(ほっしん)」が出る。中には熱の出る子もいるが、ほとんどは軽く済んでしまう。ただ、今年は少し用心したほうがよさそうだ。
 というのも今年は例年より発生のスタートが早く、原因となるウイルスもちょっと警戒を要する相手だからだ。手足口病の原因は「エンテロウイルス」というグループに入るうちの数種類だが、今年は「エンテロウイルス71(EV71)」が目立つ。年によって流行の中心になるウイルスが異なり、たいていのものは簡単に治ってしまうが、EV71は、神経に入り込んで急性脳炎髄膜炎をおこしたり、手足などのまひをおこすギランバレー症候群、あるいは心筋炎の原因となることがあり、小児科医にとって要警戒なのだ。
 この病気には特別な思いがある。平成9年、大学病院の小児科から感染研に転じたその日に「マレーシアで幼児の急死が相次ぐ」というニュースが、当時開始されて間もないインターネット医学情報(ProMED)の掲示板に飛び込んできた。
 「川崎病?」「心筋炎?」「未知の疾患?」などといわれ、現地はパニックに近い状態という。感染研での初仕事は、この突然死多発の現地調査だった。
 やがて、亡くなった子供たちには手足口病の発疹があり、急性脳炎のうちでもことに急速に状態が悪くなる脳幹脳炎であること、マレーシアではこれまでにない手足口病の大流行があることが分かってきた。
 原因ウイルスはEV71だった。この一件により、手足口病への警戒が強まり、その後、台湾でも流行と死者の多発、最近では中国やベトナムでもEV71による手足口病の流行が見られる。国内では、他のアジアの国ほどの犠牲者は出ていないが、それでもEV71の流行年には、急性髄膜炎や急性脳炎が増加する。
 手足口病は、特別な治療法もワクチンもないが、基本的には水分摂取をまめにし脱水症にさえ注意すれば自然に回復する。ただ、軽く考えるのではなく、「子供の様子をよく見る」ことが大切だ。熱の高さは重症度の目安にはならない。むしろ、いつもより機嫌が悪い、活気がないなどは「黄信号」で、頭を痛がる、何回も吐く、吐いたあとに元気がないとなれば「赤信号」。もし「黄信号」のような体調の変化が見られたら、注意深く、様子を見てもらいたい。
 また、病気によるちょっとした変化に気づくには、普段から子供たちと一緒にご飯を食べ、話をし、遊ぶことだ。こうして初めて早く気づくことができる。「子供は保育園に預けず、母の手で育てる」といった3歳児神話や、一緒にいる時間が長ければいい、というものではないが、テレビに子守をさせたりせず、子供といるときは子供の方を見ているということが肝心だと思う。
 「手足口病は軽いから」と遠出をしたが、容体が急変し、周囲に医療機関がなくて危険な状態になったという話は後をたたない。まもなくやってくるゴールデンウイーク、こうしたことも頭の片隅にとめ、家族で楽しく過ごしていただきたい。(おかべ のぶひこ)

先月、口蹄疫の影でじわりとニュースが出ていたり。
十分な対処をしておけば死ぬような病気ではないようだが、今年のは性質が悪い奴だそうで。
こちらはニュースで正しく情報伝えていれば、国が対策本部立てて動かなきゃというレベルまでは行かない(厚生省の業務内で片付かないかな?)と思うが、さて、どうなるか。