口蹄疫:民間種牛問題:呆れた

移動制限を盾に国の横暴を県が飲む形になった。
http://mainichi.jp/select/jiken/kouteieki/news/20100716k0000m040070000c.html
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100716k0000m040070000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0715/SEB201007150056.html
飼育してた人もあきらめたとか。
科学的ではない結果に非常に頭に来る(怒)
『検査を受けさせない』と言うのは、横暴の極み。
経済動物の経済的価値を一切考慮しない』と言うのも、横暴の極み。
農水大臣が権力に酔っているとしか言えない命令だ。
 
宮崎県の畜産業の復活に、この種牛は有用だ(断定)。
畜産には、種牛として「雄牛」も必要だが、同時に「雌牛」も必要。
なれば、複数の血統が無いとダメだと言うのは考えるまでもなく。
そうなら、種牛は複数の血統が無いとダメだろ。
そういった事を全て無視して、優秀な種牛の血統を「殺せ」と言うのだから、『経済』を何も考えていないとしか言うよりほかない。
 
リスクとリターンは常に考える必要がある。
この場合のリスクは、「種牛が口蹄疫に感染する可能性」「感染した時の周囲へのリスク」であり、リターンは「宮崎の畜産業の復活」だ。
リスクに対してリターンの方が遙かに大きいのは昨日書いた通り。
 
このリターンを全て無にせよと言う命令を強引に通した、人災口蹄疫災害の片棒担いだ人間だけある。
口蹄疫汚染国である中国から仔牛を輸入すればいいと言う持論を持つ大臣、この命令がきちんとリターンを考えた物であるとは、どうにも考えられない。
邪推と言われるかもしれないが、利害関係者が命令を出していると言うのは、形態として問題であり、その問題が見事に出た事例ではないかと。
 
なお、民間種牛も今後のために生かせ、と言うのは私は5月から言っている。意見は変節させていない事は記しておく。