書いてみたけど投稿やめた

のを、日記に転用してみるテスト(^^;;
Re:まったく最近の若い者は (#1798996) | ネットでの知り合いと初めて会うときはまずは本名を名乗れ ? | スラド これに対して

空気も読まずにマジレスするぜ!
 
>そして、「ニックネーム」も、実は ニック が正しいんですよね。
ニックネーム(あだ名)の変遷だけど。
元々は中期英語の「an ekename」(不定冠詞 a(母音の前で an) + 付加的な名前 ekename(補う・補足する・増やす eke + 名前 name での名詞化かな?))が、「a nekename」(an のnがekenameの前にくっつく)「a nickname」(発音自体が変形する)となり、現在の発音、つづりに。
というわけでニックネームは name が付くのが単語の経歴的には正しい。
 
対して「handle」は、「hand+le」(handle(手)+le(小さな))から「取っ手」「取っ掛かり」と言う意味に。
この物の「取っ掛かり」が人に用いられるようになり、「肩書き」のような意味がスラングとして使われるようになった。この「肩書き」からさらに「名前」と言う意味が付加された。
#単語の意味の漂白化の一種だろうなぁ。
そこからさらに変遷して変名としての意味が付加された「handle」が成立と考えられる。 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%A0#.E7.94.B1.E6.9D.A5 Wikipedia のトラック以下の説明ってこのあたりの変遷だけを最近のに当てはめてっぽいなぁ。
よって、handle には、ことさら『名前と言う意味での使用』を強調するのでなければ name は不要。何かと対比しての場合じゃなければ、handle だけが正しい。
 
日本に入ってきてからの「ハンドルネーム」は。
元々日本語として「本名」「実名」「変名」「異名」「匿名」と言うように、何かに個別につける名称を示す単語には『名』が付く単語となる。
で、ハンドルネームよりも前にあった英語のカタカナ単語として「ペン・ネーム」と言うのがあり、これが日本語の変名の意味で使われていた。
こういう状態で、今度はラジオの投稿番組での投稿名としての変名が、この「ペン・ネーム」から「ラジオ・ネーム」と言うのが派生している。
この流れの「〜〜・ネーム」の一つとして、パソコン通信上での変名として「ハンドル・ネーム」が使われ始めたのではないかと。「handle」だけで変名の意味になることまで考えずに。
 
ちなみに私は「ハンドル」派です。「ハンドルネーム」は邪道 :-p

と匿名の臆病者をしようとしたが、取りやめ。英語の handle の「肩書き」「名前」のところの裏が取りきれなかったので。
 
このあたりを Wikipedia ではトラックのハンドルとか書いてるけど、赤毛のアンにあるのであればもっと昔に成立しているはず。
おそらくこの村を取り仕切ってる「村長」……などの意味での「handle」=「肩書き」と言う語彙の増え方だと思うんだけど(主観的推測)、このあたりの経緯が見つからない。
それに、handle を「肩書き」「名前」「変名」の意味で使うのは『俗称』や『戯言』と言う口語での言葉の砕けた使い方みたいなんだよね。上にも書いてるけど。
例えば
http://dictionary.reference.com/browse/handle

Slang.
a.a person's name, esp. the given name.
b.a person's alias, nickname, or code name.
c.a name or term by which something is known, described, or explained.

http://dictionary.reference.com/browse/handle

なので、もしかしたら比較的新しい時代に出来たものっぽくて。Wikipedia(JP)にある赤毛のアンも裏が取れてないので、トラック野郎あたりが真実っぽく見える。
 
ただ、この記述が気になる。

The slang sense of "nickname" is first recorded 1870.

http://dictionary.reference.com/browse/handle

ハンドルがスラングとして「あだ名」のような意味で使われた最初の記録は 1870 年。
無線通信の特許が 1872 年らしく、そこから更に「自動車」に乗るのにどれくらいかかるだろうか?と考えると、やはりトラック野郎説は却下される。ましてやパソコンのポインタからは無い。
少なくとも 1870 年に記述が残っているって事は、それ以前に『意味合いがスラングとして広がっている程度には』使われている必要がある。
で、最初に戻る。
handle が「肩書き」や「あだ名」の意味合いで使われた、語彙が増えたルートの裏が取れない。
ちなみに、赤毛のアンは 1908 年だそうで、なるほど handle が出てきててもおかしくはない。更に30年はさかのぼれるとのことだから。
さて、スラングとして「肩書き」などの意味はどういう経緯で付加されたのだろうか?
そして、日本語の wikipedia の説明は全て嘘でよさそうだなぁ。トラック野郎の無線交信で「広まった」とするならありえそうだが。

ちなみに

大元となった
ネットでの知り合いと初めて会うときはまずは本名を名乗れ ? | スラド IT
なんだけど、
著者の名前ググって納得 (#1798848) | ネットでの知り合いと初めて会うときはまずは本名を名乗れ ? | スラド

著者の名前ググって納得 (スコア:1, 参考になる)
Anonymous Coward : 2010年07月22日 12時28分 (#1798848)
『「アベしちゃおうかな」がネットで流行してる』 [wikimedia.org]ってコメントした本人か。

なるほど、納得。