まずは?B

http://b.hatena.ne.jp/y_arim/20100114#bookmark-18525794

y_arim law, judgement, 外国人参政権, politics ブクマタイトルは本文中から引用して勝手につけさせていただいた。これだけわかっていてなお反対する理由を是非知りたい。 2010/01/14

非常に不可思議な物言いです。

「これだけわかっていて」『なお』「反対する理由を」『是非』「知りたい」。

文章を素直に解釈するに『なお』と言う形で後半をつなげていることから

と言う考え方が根底にあると推測せざるえません。
でなければ、『なお』をここで持ち出した意味がよくわからなくなる。


このつなぎ方がさっぱり理解できない。
先日、件の裁判の解釈を考えたとおり、最高裁判所が出してある傍論は次の通り。

  • 憲法 93 条の「住民」とは、憲法 15 条の「国民」であり、外国人はこれに含まない(本論理由でもあり)
  • 外国人に参政権を与えることは憲法で禁止しているとは言えない

これだけでしかありません。

件の裁判をどのように読み込んでも「外国人参政権を与えなければならない」とは、司法は解釈していない以上、「反対」する事はなんら問題ではない。
ましてや許容説を採り、法律で権利を与えるかどうかを決めるのであれば、「メリット」「デメリット」と言ったレベルで語ることすら問題ありません。


『なお』でつなげた意味がさっぱり理解できない。
「件の裁判の憲法解釈が出来る」『ならば』「外国人参政権に賛成しなければならない」というような解釈の制限どこにも存在しません。
さっぱり理解できない。