2010-01-18から1日間の記事一覧

これなぁ……

戦争禁止のように、憲法に「日本国籍を持つもののみ」とか書いてあったらわかりやすかったんだがなぁ。 憲法に「禁止」を書くのがダメなわけじゃないんだから。 外国人参政権は憲法保証じゃないと言っても、実際の選挙だと国会議員に対して地方議員の影響力…

疑問点

とまぁいろいろと書いてて疑問はまだまだ残ります。 この条文を根拠として「選挙権は、憲法15条により、国民固有の権利であるから、外国人には認められない」といった解釈が主張される事もありますが、日本政府の有権解釈として、内閣法制局が「憲法15条の「…

とまぁここまで書いておきながら

実際に法律が出来た時に、違憲だと言う裁判を起こしたら勝てるのか?と言う想定。 おそらく、勝てないでしょうね。件の傍論がすでに本論となっている地方裁判所の裁判がいくつか判決が出ているようなので。 件の傍論の論拠不明のままに見えるので、この流れ…

上記思考での問題点

一応。 このような「固有」の解釈について、問題点が2点存在します。 93条に「固有」が無いのは何故か? 前述のように考えた場合に問題となるのが93条2項には「固有」が無いことです。 第93条 地方公共団体には、法律の定めるところにより、その議事機…

「固有」の解釈論

では、後回しにしていた「固有」の解釈論です。 前述の通り、「固有」については 参政権は「国民固有の権利」なので、外国人には認められないのではないでしょうか? 日本国憲法15条は「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」と…

トラックバックより:『国民』とは誰か?

引用にいちいち付けるのが大変なので、裁判判例はこちらから 定住外国人地方選挙権訴訟 第一審判決(原審) 定住外国人地方選挙権訴訟 上告審判決(最高裁) 本題。http://d.hatena.ne.jp/luxe01/20100114/1263480736長いので私、vid の意訳。 憲法15条1…

「固有」の解釈の違い(異論を立てることについて)

http://b.hatena.ne.jp/nisshiey_s1/20100113#bookmark-18525794 nisshiey_s1 永住外国人地方参政権, ごもっとも 反対派の人だけど、件の判例についてちゃんと理解している。こういう反対派であれば、有意義な議論が期待できそう。/15条の「固有の」って本…

まずは?B

http://b.hatena.ne.jp/y_arim/20100114#bookmark-18525794 y_arim law, judgement, 外国人参政権, politics ブクマタイトルは本文中から引用して勝手につけさせていただいた。これだけわかっていてなお反対する理由を是非知りたい。 2010/01/14 非常に不可…

んで

何度も書いてるんですが、私は「現在の司法判断(最高裁判例)として『許容説』を採っていると解釈する」と言う解釈自体には、反対できません。 実際に 13 日に解釈したとおり([id:vid:20100113])、件の判決の傍論にあるので。 だから http://sankei.jp.msn.…

まず最初のお断り

これは書いておかないと、絶対に権威主義者な反論が来るであろうから。 例え学会で「標準」と認められた「学説」「論説」であっても、それを『学問』として、あるいは『議題』として取り上げるのであれば、「反論」は無条件で常に認められます。これは「学問…

d:id:vid:20100112 d:id:vid:20100113 d:id:vid:20100114 このあたりの続き。